キャンプにおいてランタンは間違いなく必須のアイテムといえます。
その中でも多くの場合、ガスランタンやガソリンランタンといった大光量のランタンを、メインランタンとしてサイト全体を照らす役割で使用しています。
しかし、使い方や設置場所を誤るとメインランタンとしての能力を発揮できません。
そこでメインランタンの能力を十分に発揮するための「ランタンスタンド」を紹介します。
メインランタンとランタンスタンドを正しく使って、明るく楽しいキャンプを実現しましょう!
ちなみにガスランタンについては、当サイトでも紹介していますので、まだ読まれていない方は是非こちらもお読みください!
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Contents
メインランタンにはランタンスタンドがおススメ
メインランタンの役割はサイト全体を照らす事なので、どこに設置するかが非常に重要となります。
さて、全体を照らすための正しい場所とはどこでしょう?
それは
①テントやタープの外
②自分の頭より少し上
です。
テント・タープ内でメインランタンを使ったとすると、範囲を限定的にしてしまうため、メインランタンの能力を無駄にしています。
メインランタンは全体を照らすだけのパワーを持っていますので、中ではなく、外に設置して広い範囲で動けるようにしておきましょう。
また、灯りが上から照らされていると広範囲が明るくなるため、足元よりも、頭の上にあった方が全体的に明るくなります。
そして、その高さにランタンを設置する為の道具としてランタンスタンドが活躍するのです。
ランタンスタンドがあると、好きな場所にランタンを設置できるので、ランタンを灯した際に全体に灯りが届く場所を見定めてから設置しましょう。

食事の準備中はキッチン回り、食事中はテーブル回り、たき火は少し離れた場所という様に、活動範囲は時間により変わりますので、その時々でランタンを設置する場所を自由に変えることもできます。
必要な灯りを必要な場所に届ける事ができるのもランタンスタンドを使うメリットといえます。
ランタンを設置する高さですが、大人の頭上あたりに設置するのがちょうど良いポジションです。
頭上にある事により、全体的に照らす事ができるだけではなく、実はもう一つのメリットもあるのです。
それは、「安全への配慮」です。
キャンプでは 子供は楽しくなって走り回ったり、大人も酔っ払ったりで、周りが見えなくなる事が良くあります。
その時にアツアツのランタンを何かの拍子に触ってしまうと、一瞬で火傷してしまい、折角楽しんでいたキャンプをその瞬間から楽しめなくなってしまいます。
という事で、メインランタンにガスランタン・ガソリンランタンを使う際は必ずランタンスタンドを使いましょう。
ランタンハンガーではダメ?
ランタンを吊るすアイテムとして、スタンド以外にもランタンハンガーというアイテムもあります。
このランタンハンガーは、独立したスタンドではなく、タープポール等を利用して、ランタンを吊るす場所を作るためのアイテムですが、このランタンハンガーではダメなんでしょうか?
答えは、吊るすだけを考えるとハンガーでも目的は達成できるのですが、固定されたタープポールを利用するしかないため、設置場所の自由度は減り、全体を照らす事ができない可能性があります。
自分のキャンプスタイルが、タープ周辺での活動に限定されている、あるいは他のランタンでカバーできるという場合はランタンハンガーでも良いかもしれません。
キャンプスタイルからどちらが自分に合っているかを見極めるようにしましょう。
ランタンスタンドを選ぶ際のポイントは?
ではここでランタンスタンドを選ぶ材のポイントについて紹介します。
地面との接点
ランタンスタンドの接地部分は「一本脚」、「三又」に分かれます。

一本脚タイプ
一本脚スタンドは先端を地面に打ち込んで固定するタイプのランタンスタンドです。
スノピのパイルドライバーを使う時、地面が硬いほど燃えるのは何故だろう〜 グサグサ刺したくなる笑 pic.twitter.com/Z03qThKr5c
— ぽい@ぷにきゃん♪ (@poinos76) 2019年7月15日
このタイプは地面にランタンスタンドを直接打ち込むタイプのスタンドです。
しっかりと固定され、横からの軽い衝撃ぐらいでは倒れることもありませんので、安心して使用する事ができます。
通常、キャンプサイトの地面は大抵自然のもの(土、芝、砂利等)なので、ほとんどのキャンプ場で使用する事が可能です。
一方で地面が人工的なコンクリートやアスファルトといった場合は使用できませんので、そういう機会を想定しているのであれば一本脚タイプはやめておいた方が良いでしょう。
三又タイプ
三又スタンドは接地部分が三又になっており、三本脚で支えるタイプのスタンドです。
三又なので基本的には「平らな場所」であればどこでも設置できますが、段差、高低差がある場所には向いていません。
また、横からの衝撃には強くはありませんので、例えばぶつかったり、強風に煽られたりした場合は倒れる可能性があります。
このように、タイプによって強み、弱みが異なるため、使用するシーンをしっかりと考えたうえでどのタイプが良いかを決めましょう。
収納サイズ

収納時の長さがどれぐらいあるか事前にチェックしておきましょう。
ボクの場合ですが、ランタンスタンドが欲しくてたまらなかったので、ある意味衝動買いをしてしまったのです。
いざキャンプに行こうと車に荷物を積んでいるときに、「車の幅が足りない…」という事に気づいてしまいました。
幸い、ぼくが乗っているエクストレイルのラゲッジ部分(荷物を載せる部分)は二段仕様になっており、下段はそのランタンスタンドの長さより幅広だったため、何とか載せることが出来ました。
車によっては幅が足りない場合もありますので、車に積めるのか?どのように車に積むか?については事前にチェックしておきましょう。
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ランタンスタンドはSnow Peakのパイルドライバーで決まり!
ぼくがお勧めするのはSnow Peakのパイルドライバーです。
スノーピークって値段だけ見ると何でも高いイメージがありますよね?
それは当然で、それだけの質に見合った金額設定になっているからなんです。
ところが、一本脚ランタンスタンドを見ると、実は他社製品と値段もそんなに変わりません。
であれば、高品質という事実がわかっているスノーピークの製品の方が安心ですよね。
パイルドライバーを使ってみて
ここでは実際にパイルドライバーを使用した際の注意点や気付きを紹介したいと思います。
打ち込みが楽しい
機械的にスタンドを設置するという事ではなく、夜を迎える前のイベントとして打ち込む感覚です。
「まっすぐに打ち込めた!」とか「少し歪んだなぁ」とかその時々で結果も異なり、まっすぐに打ち込むための工夫をしたり、考えたりするので、そういうのも楽しいですね。
ケガにご注意
一つ注意点としては、ケガに注意してほしいという事です。
パイルドライバーは長さを調整する際に、蝶ボルトを使って固定します。

撤収時にパイルドライバーを立てた状態で蝶ボルトを緩めると、固定されていたスタンド上部が勢いよく落ちてきます。
この時に指を挟んでしまう事がありますので、蝶ボルトを緩める際は、地面から抜いて横にしてから緩めるか、あるいは緩めることによって動く部分がありますので、この部分をしっかりと持ってから緩めるようにしましょう。
ぼく自身も一度これで失敗してケガをしたことがあります。
何も考えずに蝶ボルトを緩めた事で、上部が落ちてきて指を挟み、皮がベロっと剥けてしまいました。
どうすればケガをしてしまうかを事前に知っていれば、それだけでも未然に防げますので、これでケガをしないようにしてもらえればと思います。
地面が硬すぎる際は無理しない

写真の河原の様に地面に石が多い場所は、見えていませんが地下部分にも石がたっぷり詰まっている事があります。
このような場所の場合、パイルドライバーを打ち込んでいる際に、あまり打ち込めないと感じることがあります。
そのような場合は、無理をしないことが大事です。
打ち込みが悪いと感じた際には、下に大きめの石がある場合があります。
そういう局面で無理をして、打ち続けるとスタンド自体が曲がる原因となります。
こういう場合は場所を変えるか、場所を変えたくない場合は鋳造ペグ等で一度打ち込んでから再度打ち込みすることをお勧めします。
しっかりと乾燥させる
パイルドライバーは鉄製なので、水気があると錆びの原因となります。
使用後は土や砂等を除き、きれいに拭き上げて、乾燥させてから収納するようにしましょう。
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まとめ
スノーピークのパイルドライバーですが、初心者・経験者を問わずお勧めしたいアイテムです。
ランタンがキャンプにとってマストアイテムであるのと同様に、ランタンスタンドもかなり重要性が高いものといえますので、もし使っていない方はこれを機に是非使っていただきたいと思います。
きっとランタンスタンドからの灯りは想像以上に全体を照らしてくれますので、これまで以上に楽しいキャンプになること間違いなしです。
また、ランタンに火を灯す準備として、地面にグサグサと打ち込んでいる感じがすごく楽しいので、この感触を味わってほしいですね。
気になる方は、是非以下よりアイテムの詳細を見てみてください!
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