初心者がキャンプの燻製で押さえるべき3つのポイントとおすすめ食材5選

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「キャンプにも慣れてきたから、そろそろ新しい事でもやってみようかな」という時におすすめしたいのが「燻製」です。

今まで何気なく食べていた物も、燻製にすると各段に美味しくなることがありますし、キャンプだと誰にも気兼ねせずに煙を出せちゃいますもんね。

ただ、初めての燻製で失敗してしまい、燻製の良さを知らずに、気持ちが離れていく人が多いのも事実です。

ポイントを押さえれば誰でも、それこそ初心者でも美味しい燻製を作れるだけに、そうした知識がなかったために燻製への興味を失ってしまうのは、本当にもったいないです!

燻製の楽しさ、奥深さを是非とも知って頂きたいと思いますので、今回は失敗しない燻製作りの3つのポイントをお伝えします。

さらに、燻製ワールドに足を踏み入れる初心者におすすめの食材やアイテムも一緒に紹介しますので、初めての燻製を成功させて、その「沼」にどっぷりハマってもらえればと思います(笑)。

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失敗しないポイント① 食材は下準備不要なモノがベター

「燻製」といって、あなたがまず初めに想像するのは何ですか?

ベーコンやハム、スモークサーモンの様な男前な燻製ではありませんでしたか?

これらは代表的な燻製で、初心者なら誰しもが憧れる燻製の王道ですね。

でも、実はこれらの燻製は下準備から当日の燻製までやることが多く、初心者にとっては結構難易度が高いんです。

たとえ燻製に慣れていても、塩(抜き)加減や熱の通り方などで失敗してしまう事もあるぐらいです。

そこで、燻製初心者が失敗しないための1つ目のポイントとして、食材選びが挙げられます。

どのような食材が初心者に適しているかですが、それは「下準備が不要あるいは少しだけの食材」です。

そもそも、それだけでも美味しく食べられるものに燻煙の風味を加えるだけですので、煙さえ出すことができれば、あとは放っておくだけでおいしい燻製が完成するのです。

それぐらい簡単であっても、燻された食材はスモークの豊かな香りを帯び、味にも香りにも深みが増すので、いつも食べているものとは明らかに違う雰囲気を十分に感じられます。

ぽい
逆に簡単すぎて物足りないかもしれないですけどね。

まずは簡単な燻製から始め、確実に成功体験を積んでいきましょう!

燻製を作る際に1点だけ注意してほしいことがあります。

それは食材に付いた「水分」です。

いくら出来上がっている食材を使ったとしても、その食材に水分が付いていると香りがしみ込まないだけでなく、色もまだらになり、見た目も香りもいまひとつな仕上がりになってしまいます。

燻製前にしっかりと水分を切り、乾燥させてから燻すようにしましょう!

誰でも簡単に燻製ができるおすすめ食材5選

どのような食材が燻製初心者に適しているかがわかったところで、誰でも手軽に燻製が作れてしまうおすすめの食材をご紹介します。

是非試してみてください!

おすすめ食材
  • ミックスナッツ
  • チーズ
  • レーズン
  • たくあん
  • うずらの卵

まず初めにおすすめしたいのが、ミックスナッツです。

その中でも特にぼくのおすすめは塩味が付いているものです。

素焼きの方が燻製のピュアな香りが口の中にフワッと広がるので、そちらを好む人もいますが、ぼくは燻製の香り+塩味が最も美味しい組み合わせだと思っています。

ぽい
塩味でも素焼きでもどちらも楽しめます!

燻製する際の注意点ですが、ナッツは粒が小さく網の隙間から下に落ちやすいので、アルミホイルを下に敷くなど工夫すると落ちるのを防ぐことが可能です。

次はチーズですが、その中でも雪印6Pチーズは特に扱いやすく初心者向けの食材といえます。

チーズの燻製における失敗の多くが、チーズが熱に耐えきれずに溶けてしまうことなのです。

その点6Pチーズは熱に強いため、少々燻製器内の温度が上がっても溶けないので安心です。

燻製に慣れてきて温度管理ができるようになってきたら、モッツアレラチーズなんかの溶けやすいチーズに挑戦するのも良いでしょう!

次のおすすめは、燻製に合う甘いものとしてレーズンがあります。

基本的にレーズンはどれを使っても同じと言いたいところですが、その中でもぼくのおすすめは「枝付き」レーズンです。

値段は市販のレーズンと比べ少し高いのですが、高いだけあって風味が全然違うんですよね。

このレーズンの風味に燻製の香りが加わることで、ほのかな甘さがキュッと引き締まり、口の中全体に広がっていくのです。

クラッカーにクリームチーズと燻製レーズンを載せて食べると格別です!

是非試してみてください。

ナッツと同様、下に落ちやすいのでアルミホイルを使いましょう!

次に和風の食材としてたくあんをご紹介します。

秋田の名物で「いぶりがっこ」という食べ物がありますが、これは大根の漬物を保存用に燻したもので、たくあんも燻製すると、まさにいぶりがっこです!

何かちょっとつまみたい時にちょうど良い一品です。

開封した時点では、たくあんに水気が残っているので、キッチンペーパー等できれいに拭きとり、30分程度日陰の風通しが良い場所で乾燥させましょう!

これは少しだけ下準備が必要ですね!

最後にうずらの卵です。

ゆで卵にして、殻を剥くだけでOKです。

水は燻製の天敵ですので、殻を剥き、水分を拭き取った後にしっかり乾燥させましょう。

こちらもたくあんと同様、30分程度乾燥させましょう。

燻製は出来上がってすぐに食べても良いのですが、少し時間を置くことで燻製の風味が馴染み、より一層美味しく味わえます。

ぽい
夕方のおつまみに、お昼より仕込んでおくのが良いでしょう!

失敗しないポイント② 燻製は温燻を中心に!

さて、ここからは失敗しない燻製の方法をご紹介します。

必ず押さえておかなければならない燻製の基本中の基本として、温度により分類される3つの方法があります。

燻製分類

熱燻(ねつくん)…80℃以上で燻製

温燻(おんくん)…30~80℃で燻製

冷燻(れいくん)…30℃以下で燻製

初心者がキャンプで燻製をする際のおすすめですが、それは「温燻」です。

温燻は最もポピュラーな燻製の方法で、温度が高くなり過ぎない分食材が硬くならずに、本来の味を損なわずに燻製の香りを楽しめます。

また、ゆっくりと香りが付くため香りも上品に仕上がることも特徴です。

熱燻だと燻製時間が少し長くなっただけでも、香りが付きすぎて苦味が出たり、温度が高くなるためチーズが溶けたりと、短時間で作れる代わりに注意点が増えて、初心者には難しくなります。

温燻の場合は、燻製時間が1時間ほどと少々長くなるものの、その時間を多少オーバーしたとしても、そんなに香りが付き過ぎることもありません。

初心者にとって扱いやすいのは、燻製の時間や熱等そんなに気にしなくて良い温燻がベストといえるでしょう!

温燻に適したおすすめ燻製器

ここで、温燻に使えるおすすめの燻製器をご紹介します。

燻製に初めて挑戦する場合でも、初めから良いものを使う必要はありません

まずは試しにやってみようという方には、SOTOのダンボールスモーカーがおすすめです。

これだと、値段も1,000円程度で「ちょっとお試し」ができる価格設定となっています。

もう少ししっかりした燻製器を使いたい場合には、同じくSOTOのいぶし処が良いでしょう。

これならダンボールの様に折れたり、曲がったりすることもありません。

また、折り畳みができてコンパクトになるので、移動や収納も楽々です。

ぼくも実際これを使っていますが、この燻製器で十分に美味しく作れるのでとても満足しています。

いぶし処ですが、ぼくが使っていて欠点だなと思う点が1つあります。

それは付属の網の網目が粗すぎる点です。

網目が粗すぎて、食材がポロポロと下に落ちまくるんですよね。

落とさないためにも先ほどご紹介したように、アルミホイルを下に敷けばでカバーできるのですが、毎回そうするのも面倒ですので、追加で網を準備しておきましょう。

と言いつつも、実はちょうどいいサイズの網がSOTOから販売されていません!

今は試行錯誤の末、サイズを合わせた網を自作したのですが、いろいろ調べてみたところ、100均のセリアにある「脚付き焼き網」がピッタリらしいので、今度試してみたいと思います。

実は、燻製を美味しく作るためには、燻製器だけではまだ不十分で、温度管理をするための専用温度計も必要です。

この温度計を使い、美味しい燻製ができる様にしっかりと温度管理をしていきましょう。

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失敗しないポイント③ スモークウッドを使おう!

これまでに、おすすめの食材や燻製方法についてご紹介してきましたが、最後にその食材や燻製方法(温燻)に合う燻煙材をご紹介します。

まず、燻煙材の種類ですがスモークチップとスモークウッドの2種類があります。

この燻煙材の使い分けを理解していないと失敗する原因になりますので、ご注意ください。

まずスモークチップですが、これを使って燻製する場合、必ずチップの下に熱源が必要となります。

カセットコンロや炭火等で常にチップの下から熱を加え続けないと、火が消えて煙が出なくなってしまいます。

熱を加え続けると必然的に温度が上がりますので、スモークチップは熱燻に向いているのが分かりますね。

一方でスモークウッドですが、こちらは線香と同じで一度火が付くとゆっくりと燃え始め、燃え尽きるまで煙を上げ続けます。

熱源が不要なので、温度が高くなり過ぎることはなく、そのままで温燻にちょうど良い状態が作り出せてしまうのです。

「温燻はスモークウッドで失敗知らず」ですので、慣れないうちはスモークウッドを使うのがベストといえます!

ポイント!
冬の寒い時期に燻製をする際は、燻製器内の温度が上がらないこともありますが、その際はコンロや炭の上で温度調整をしましょう!

燻煙材にプラスアルファで更に燻製を美味しくするアイテム

スモークウッドさえあれば美味しい燻製を作ることができるのですが、さらにピートパウダーをスモークウッドと同時に燃やせば、スモークウッドだけよりも深みがある燻製ができあがります。

ぽい
ピートパウダーを知ってからは必ず毎回使うようになりました!

ピートとは植物が地中で堆積し炭化したもので、ウイスキーではその製造工程で香り付けに使われ、仕上がりに大きく影響を与えるものといわれています。

このピートパウダーをスモークウッドと一緒に使うことで、ウイスキーの様に香りが芳しくなるのです。

どうせ作るならおいしい方が絶対良いに決まっているので、是非使ってみてください!

まとめ

初めて燻製をする際に一番重要な考え方は、「失敗せずに美味しくいただく!」これに尽きますね。

美味しく作って、これからの素敵な燻製ライフにつなげてもらえればと思います!

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