ダッチオーブン料理でまず一番初めに思い浮かぶ定番料理といえば、なんといっても丸鶏を使った「ローストチキン」じゃないでしょうか?
見た目も豪華で、まさにキャンプの花形料理ですね。
ぼくもこれまで何度も作ってきましたが、何度食べても美味しいと感じますし、大人子どもに関係なく喜ばれるメニューです。
そんなみんなが大好きなローストチキンについて、今日はそのダッチオーブンでの作り方をご紹介します!
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Contents
たったこれだけ!ローストチキンの材料

- 丸鶏
- 塩
- すりおろしニンニク
- ローズマリー
- お好みで付け合わせの野菜
材料はたったのこれだけです。
これだけで、美味しいローストチキンが食べれますよ!
また、付け合わせの野菜が主役級の存在感となりますので、好きな野菜を入れましょう!

丸鶏はコストコがオススメ
丸鶏を使ったローストチキンを作ろうと思っても、その材料となる丸鶏はスーパーではほとんど見かけることはありませんよね?
たまたま店頭に並んでいたとしても、せいぜい1~2羽といったところで、自分が使っているダッチオーブンにちょうど良いサイズの丸鶏と出会えるとは限りません。
こういう時にオススメなのがコストコです。

コストコではいつでも新鮮な丸鶏が売っていて、且つ自分の好みの大きさが目で見て選べるので、使っているダッチオーブンの大きさに合わせて買う事ができます。
ぼくはユニフレームの10インチのダッチオーブンを使っているのですが、コストコで購入する際は丸鶏の大きさを比較しながら一番小さなものを選ぶようにしています。
持っているダッチオーブンの大きさに適した丸鶏のサイズを選べるのが、コストコを使う最大のメリットです。

近くにコストコがある場合、丸鶏はコストコで購入される事をお勧めします。
また、コストコに行ったら、ついでにおいしいビールも買っちゃいましょう!

このビールがローストチキンにめちゃくちゃ合うのです!
キンキンに冷やして飲みましょう!
丸鶏が買えなくても大丈夫
近くにコストコや肉屋がない場合、丸鶏でなくとも、スーパーに売っている鶏肉でも同じように作れますので安心してください!
見た目は丸鶏ほど映えないものの、味については全く劣りません。
むしろ、自分の好きな部位だけを使うことができるので、あえて丸鶏を使わない選択肢もありだと思います。
実際にぼくの家族は鶏の部位の中でも、特に腿(もも)が好きなので、あえて腿だけで作ることもあります。
こうすると奪い合いにならずに、みんなが好きな部分を食べることができるので、見た目さえ気にしなければ、むしろ無駄がないといえますね。
絶品ローストチキンの作り方
ここからは絶品ローストチキンの作り方をご紹介します。
必ずやっておこう!前日の下ごしらえ
肉の中まで味をしみ込ませようと思うと、やはり前日からの下ごしらえが欠かせません。
当日でも出来なくはないのですが、中までしっかりしみ込ませるためには、前日からやっておくのがベストです。
忘れずにやっておきましょう。

下ごしらえでは、塩とおろしニンニクを丸鶏全体に塗り込んでおく作業となります。
塩・ニンニクは少し多めを意識して、全体にまんべんなく塗り込みます。
特に人間でいう「脇」や「股の内側」、「体の中」も忘れずに塗り込みましょう!
ローストチキンは素材の味を引き出す料理ですので、使用する塩によっても味が変わってきます。
お気に入りの塩を使うと、もっと自分にあうローストチキンが作れてしまうかもしれませんよ。
また、ニンニクについては擦り下ろすのが面倒なので、ニンニクチューブがオススメです。

ニンニクも全体的に塗り込んでおきましょう。
ここまで完成すると前日の準備が完了となりますので、ローズマリーも一緒に入れて、翌朝まで冷蔵庫で冷やしておきましょう。
意外と大事!丸鶏を常温に戻しましょう
さて、ここからは当日のキャンプ場での工程となります!
「下ごしらえもしてるし、いっちょ焼いたるか~」と思ったあなた!焦りは禁物ですよ!
調理する前の大事な準備として、丸鶏を常温に戻す大事な工程があります。
これは焼きムラを無くすために行うのですが、丸鶏が冷たいままだと外側ばかりに火が入り、中が半生という事になりかねません。
肉の中まで均等に火を通すためにも、全体的に常温になるまで戻しておきましょう。
目安としては30分程度、外に置いておくだけでOKです。


隠れた主役となる野菜をカット
肉を常温に戻している間に他の準備をしましょう。
ローストチキンはその名の通り、当然鶏が主役なのですが、一緒に焼く付け合わせの野菜がわき役とは思えないぐらい美味しくなるのです。
大げさではなく、むしろ鶏ではなく野菜に感動する人もいるぐらいですので、丸鶏と一緒にダッチオーブンで焼きましょう!
ジャガイモはホクホク、ニンジンはしっとりで柔らかく、どちらも野菜本来の味と甘みがギュッと詰まって、いくらでも食べられてしまいそうです。

野菜はカットせずに丸ごと入れても良いですが、スペースを活用するにはカットした方が効果的です。
カットした場合の大きさはカレーに入れる時よりも1回り大きめのイメージです。
今回はスペースの都合でジャガイモとニンジンだけとなりましたが、玉ネギやパプリカなんかもオススメですよ。
じっくり焦らずダッチオーブンで焼こう
さぁ、丸鶏を常温に戻し、野菜をカットしたら、これらをダッチオーブンに入れていきましょう!
ローズマリーも忘れずに入れてくださいね。

セットする時は、ダッチオーブンの底に網を敷く事、蓋を閉めた時に蓋が具材に直接触れない事に気を付けて下さい。
これからダッチオーブンを上下から熱していきますが、丸鶏がダッチオーブンに直接触れていると熱が伝わり過ぎて、部分的に肉が硬くなったり焦げたりする原因になりますので注意しておきましょう。
炭の量ですが、下段は初めは中火程度、ぐつぐつなってきたら弱火で十分でしょう。
上段ですが、ぼくは大体いつも炭をモリっと置いています。

この状態でじっくり焼いていきましょう。

今回は鶏が大きくて蓋に触れていた事もあり、表面が焦げてしまいました。
「蓋に触れるとこうなるよ」という典型的な失敗例ですね。

見た目は完全に失敗で、いかにもマズそうになってしまいましたが、お肉はしっとりとしていて、ちょうど良い火の通り方でした。
ぼくは焼き過ぎないしっとりが好きなので、焼き時間はいつも45分ぐらいを目安としています。
これぐらいの時間であれば、火が通り過ぎずジューシーに出来上がります!
部位によっては「ん?火通っている?」という事もたまにあるので、その場合は再度弱火で加熱しましょう。
安心して食べようと思うと50分~1時間ぐらいを見た方が良いかもしれません。
その代わり長くなればなるほど、硬く、パサつく部分が出てくる可能性もありますので、ある程度まで焼けてきたらこまめに焼き加減を見るようにしましょう。
火が通っているかを見るには、腿の付け根部分に少し切れ目を入れると分かりやすいです。
切れ目を入れてみて、血が固まっておらず残っているようでしたら、もう少し焼きましょう!
血が出ずに透明の汁が出たことが確認出来たら完成です。

何度作っても飽きません。
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ローストチキンを美味しく食べる方法
この料理はキャンプのメインディッシュとなりますので、「香り」と「見た目」で盛り上がること間違いなしです!
でも、そこそこ盛り上がったら、早々に切り上げて、温かいうちに食べましょう!
ここでは美味しい食べ方についてご紹介します。
まずはそのままで食べましょう
まずは何もつけずに、ガブリと食べてみましょう!
鶏に塩とニンニク、ローズマリーの味がしみこんでいて、その香りが口の中にめちゃくちゃ広がります!

これで、みんながローストチキンの虜になること間違いありません。
食べ進んだらBBQソースで味の変化を楽しもう!
そのままでも夢中で食べ続けられるのですが、あえて味の変化を付けるとすれば、ぼくはBBQソースが好きなんです。
BBQソースは味が濃いので、終わりの方に味を変えて楽しむぐらいが良いでしょう!
パンに挟めば贅沢なローストチキンサンドの出来上がり!
人気メニューであるローストチキンが夕食で残ってしまう事はほとんど無いでしょうが、もし残った場合でも大丈夫です。
翌日にホットサンドやサンドウィッチにして食べましょう!

オススメはクロワッサンサンドです。
クロワッサンを軽く炙って、ローストチキンをレタスやチーズと一緒に挟むと、絶品朝食の完成です。
食べ進める中で、BBQソースやマヨネーズで味の変化があると、よりいろんな味を楽しめます!
まとめ
ローストチキンは簡単で且つめちゃくちゃ美味しい、キャンプにおけるダッチオーブン料理の王道です!
家族にも喜ばれて、お父さんの株が上がること間違いありません!
みんなを笑顔にできるローストチキンを是非作ってみてください。