あなたが思う夏キャンプのイメージといえば何ですか?
ぼくのこどもの頃はキャンプは夏が定番で、そしてキャンプといえば「海キャンプ」が中心でした。
そんな少年時代の影響もあって、ぼくの中の夏キャンプのイメージは、やはり海キャンプです。
浮き輪に乗って波に揺られたり、スイカ割りしたりと、こどもの頃から楽しい思い出がたくさんあります。

我が家のこどもの記憶にもたっぷり思い出を刻んであげたいなと思っていますし、この記事を見て頂いているあなたも、同様の想いを持っていらっしゃるのではないでしょうか?
今回の記事では、記憶に残る海キャンプとして、関西圏でぼくが一番好きな海キャンプができる「琴引浜キャンプ場」をご紹介します!
この記事が楽しい思い出作りのお役に立てれば嬉しいです。
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琴引浜掛津キャンプ場の基本情報

基本情報
- 名称:琴引浜掛津キャンプ場
- 所在地:京都府京丹後市網野町掛津
- 電話番号:0772-72-0900
- 区画:50区画程度
- チェックイン/アウト:なし/なし
- 料金:(テント)3,000円/泊、(タープ)1,000円/泊、(駐車場)1,000円/日
- ごみ:ごみ捨て可能
このキャンプ場は予約ができませんので、完全に早い者勝ちとなります。
夏の週末利用の場合、早い人は早朝4時台には到着してサイト探しを始めています。
朝7時過ぎにはほとんどのサイトが埋まってしまう程ですので、日が昇る前に到着しておくのが安全です。

キャンプ場に到着すると、入り口でキャンプか海水浴か聞かれますので、「キャンプ!」と答えて一番奥まで進んで行きましょう。
駐車場に巡回の管理スタッフ(おっちゃん)がいますので、そこで再度キャンプをしたい旨を伝え、その場で受付をします。
朝早く到着しておっちゃんがいない場合は、とりあえず場所の確保、テントの設営等行っても問題ありません。
後ほど巡回してくるので、その時に受付をしておきましょう。
尚、サイトへの車の横付けはできませんので、車のスペースに余裕があれば、キャリーを積んでおくと荷運びが楽になります。
個人的な印象ですが、週末はイケイケの若者なんかも多く、残念なことにマナーの悪さも目立ちます。
海が綺麗なだけに本当に残念です。
気持ち良く利用するには、人が少なく気持ちよく過ごせる平日がオススメですね。
MAP&アクセス
最寄りのICは京丹後大宮ICです。
比較的新しい道ですので、古いナビの場合、宮津天橋立ICまでしか道がなく、そこで下りるように指示が出ますが無視して進んで行きましょう。
もし買い出しが必要という事であれば、京丹後大宮ICで降りたあと、網野町を経由していくと良いでしょう。
キャンプ場の施設を詳しくご紹介!
ここからキャンプ場の施設を紹介していきます!
適度な日陰がありがたいテントサイト
サイトは明確に区画が設定されている訳ではありませんが、地形により大まかに区切られています。

ここまではうちが使っていい部分かな~と思っていても、いつの間にかその見えない線を越えてくる事もありますので、洗濯干しロープなんかで線引きしておいた方が、お互いに気持ちよく使えるかもしれません。

サイトの広さですが、地形により異なるため一概にどれぐらいとはいえませんが、小さいサイトでもトンネル型テントが立てられる程度はあります。
サイトからビーチまでは、一番近いサイトで10秒で到着できるぐらいの距離感です。
サイト選びの際は、ビーチに近いと多くの人がサイトの近くを通ることになりますし、逆に遠いと不便ではあるものの人は少なく静かなので、それぞれの場所の特徴を理解した上で選びましょう。
キャンプ時に注意しておきたいことですが、それはサイトには虫が多い事です。
その中でも特にアブが多いので、その対策はしておいた方が良いでしょう。
アブはなぜか膝より下にくることが多いので、長ズボンでガードしておくのが良いのですが、水着を着ていたり、暑かったりで長ズボンなんて履いてられないですよね。
そういう時は、虫よけスプレーをしておきましょう。
というよりは、予防としては必須ですね。
自作でもハッカ油の虫よけスプレーが作れるようなので、次回試しに作ってみて、その効果について検証してみます。
検証結果はまたご報告しますね。
アブ以外にもいろいろ虫がいますが、万が一ブヨやムカデに噛まれた場合、毒を取り除くのにはポイズンリムーバーで吸い取るのが効果的です。
噛まれたら2分以内に毒を吸い取ると効果が高いと言われていますので、すぐに対応するようにしましょう。
疲れも寒さも吹き飛ばす!露天風呂
このキャンプ場をお勧めしたい理由の1つとして、ビーチに併設されている露天風呂の存在があります。

海で遊んでいると夏であっても体が冷えてきたり、疲れたりしますが、こういう時に温泉に入ると、体が温まり疲れも一気に吹っ飛びます。
正直今まで温泉の効果なんて全く信じていませんでしたが、こうして体感してみると、温泉の効果の高さを信じずにはいられません。
温泉での休憩を挟んで体力を回復しつつ、一日中たっぷり遊んじゃいましょう!

ちなみに、温泉の利用可能時間は9時から18時までで、この時間以外は入れませんのでご注意ください!
それと、この温泉はいわゆる「お風呂」ではありませんので、ここで頭や体を石鹸でゴシゴシ洗うという事はできません。
体を洗いたい場合は外の入浴施設を使うようにしましょう!
真水でさっぱりシャワー
温泉に浸かって、温まったり、疲れをとったりするのも良いのですが、ベタベタをさっと流すのにはシャワーが手っ取り早くて良いですね。

海水浴場にはシャワーが設置されていて、使い終わった浮き輪やシュノーケルセット等も水洗いする事が可能です。
ここも温泉と同じように、使った水は最終的に海に流れているので、シャンプー等は禁止されています。
要確保!駐車場

サイト数の割に駐車スペースが少ない印象です。
サイトが混んでくると車がキャンプ場の外に溢れてしまう事もありますが、キャンプサイトから少し離れた場所となるものの、駐車はできますので安心してください。
駐車場に停められなくても一時的には駐車させてくれますので、荷物の積み下ろしを行い、その上で別場所に駐車するようにしましょう。
買い物などで一時的に外出する際は、チェア等を使って場所を確保しておくことをお勧めします。
トイレ
トイレは早朝から管理人の方が丁寧に清掃してくれているため、早い時間帯は比較的きれいなのですが、利用者が濡れたまま行くので、砂まみれになりやすく、見た目はそんなにきれいには見えませんね。
それに加え少し暗い印象です。

シンプルな流し台
作業台などはなく、シンプルに流しがあるだけです。

ここで使った水も海に流れていきますので、洗剤は極力少量で済ませ、残り物も流さないことを意識しましょう。
あるのとないのでは大違い!ゴミステーション
嬉しいことにゴミステーションが完備されています。

ゴミ袋の指定もありませんので、燃えるゴミ・カン・プラに分類さえすれば捨てることができます。

ゴミ置き場は流しの隣にあるので、洗い物で出たゴミなんかも、適当な袋に詰めてすぐに捨てることができて衛生的です。
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キャンプ場での遊び方
ビーチに併設されたキャンプ場ですので、キャンプ場でメインの遊びは海水浴となります。
そこで、まずは楽しく海水浴をするために揃えておきたいアイテムをご紹介します。
これだけは持っていきたいアイテム8選!
まずは何といっても浮き輪ですね。
浮き輪に揺られながら、ゆっくり過ごすだけでも楽しめますね。
小さいこどもさんにはライフジャケットなんかあると、安心して遊べます。
ビーチは「鳴き砂」として有名で、歩く度にキュッ、キュッと音が鳴りますので、是非試してみてください。
ちなみに、夏場の砂はめちゃくちゃ熱く、はだしで歩くと火傷してしまいますので、必ずウォーターシューズを着用しましょう。

ウォーターシューズを履けば砂の熱さから足を守れますが、実はもう1つ気にすべき点があります。
以前、海の中を歩いていた際に波に流されそうになり、グッと踏ん張った際に、運悪くウニを踏んでしまったのです。
その時は底が薄くて柔らかいウォーターシューズを使っていたのですが、見事に貫通し足の裏に刺さってしまいました。
ウニの針は折れやすく、足に刺さってから折れるとなかなか抜けません。
また、結構深く刺さるので痛いんですよね。
こういうのを避けるためにも、靴底が硬いウォーターシューズをお勧めします。
オススメはアディダスのウォーターシューズです。
《子供用》
《大人用》
これだと靴底が硬めなので、ウニが貫通して突き刺さるといった可能性はかなり低くなります。
この点もシューズ選びの重要な要素ですので、しっかりと検討して選びましょう!
それと、ビーチの日差しはかなりきついので、ポップアップテントがあると、疲れた時も気軽に休憩できます。
疲れて休憩しようと思っても、こどもがいると目が離せませんし、自分だけテントに戻って休憩という訳にもいきません。
こどもが見えているところで休憩できるのが一番安心ですので、ポップアップテントを使って日差しを避けつつ、ビーチで休憩するようにしましょう。
また、日焼け対策としては日焼け止めもマストですね。
この日焼け止めと併せて、紫外線カットのラッシュガードやタイツを使用するとより効果的に日焼けを防ぐことになりますので、併せ技で日焼けを防ぎましょう。
これだけ予防しても完全に日焼けを防ぐことは難しいため、遊んだ後にはアフターサンクリームを塗って日焼けの痛みを和らげましょう。

まずは最低限これだけのアイテムを揃えておきたいですね。
ここからは海遊びをさらに楽しくする遊び方をご紹介します。
心ときめくシュノーケリング
琴引浜の海は水が綺麗で透き通っているので、是非挑戦したいのがシュノーケリングです。
いろんな魚が見られて楽しめること間違いありません。
波打ち際といった近場でも小さな魚が見られますし、少し奥まで行くと、大きな魚を見られることもあります。
また、イカやタコがいたりと、とにかくいろんな生き物が見られるので、是非挑戦してみてください。
シュノーケリングに必要となるアイテムは、まずはこの2点があれば良いでしょう!
- シュノーケルセット
- フィン
泳ぎに自信がなくても大丈夫ですよ。
シュノーケリングに適した大人用のライフジャケットがあるので、それを使えば泳がなくともプカプカ浮きながら、魚を眺める事ができちゃいます。
うちの奥さんは、泳ぎが得意ではないので、ライフジャケットを使ってシュノーケリングを楽しんでます。
それと、シュノーケリングしながら釣りをする、シュノーケリングフィッシングという遊びもあるのです。
通常の釣りだと、そもそも魚がいるかどうかも分からない中で釣りをしますが、シュノーケリングフィッシングだと魚がいるところに針を落とし、食いつくシーンを見ながら遊べるので釣れる確率がグンと上がります。
とはいえ、あまり大きい獲物に対応したタックルではないため、小さめの魚に食わせ、その引きを楽しむぐらいの感覚です。
こどもと一緒にシュノーケリングで魚を見ながら釣りをすると、もっと海や釣りに興味を持つこと間違いありません。
小さいこどもにはワイドビュースコープがオススメ
まだ小さくて泳げないこどもには、ワイドビュースコープを使うと海の中を見ることができるのでオススメです。
ワイドビュースコープと名前は長ったらしく、なんだか分かりにくいのですが、要するに水中のぞきメガネです。
琴引浜では子供の足がつく程度の浅い場所でも魚が泳いでいますので、これを使えば小さいこどもでも、泳げなくても海の中が楽しめちゃうのです!
素潜りでとうちゃんの男前度を上げよう!
琴引浜の海水浴場では、「1日漁師証」を購入することで、素潜りでウニやサザエを獲る体験ができます。
家族とキャッキャと水遊びで楽しむだけでなく、素潜りでとうちゃんの漢(おとこ)具合を見せてやりましょう!
漁師証は当日の朝8:30より琴引浜鳴き砂文化館で購入が可能です。
料金ですが、素潜りを行う場合一1日5,000円(うち保証金として2,000円)が必要ですが、保証金はベスト返却時に返金されますので、実質の負担は3,000円です。
素潜りで魚貝を捕るのは「漁」とされ、無断で行うと「密漁」として扱われます。
密漁として捕まった場合は、罰金が科されることもありますので、素潜りで魚貝を捕まえるどころか、自分が捕まらないためにも、事前に一日漁師証を購入しておきましょう!
素潜りでは一日漁師証以外に、ウニやサザエを狙う道具が必要です。
レンタルはしていませんので、素潜りをしたい場合は事前に準備しておきましょう。
サザエを狙う際には「磯のみ」という道具を使い、サザエを岩から引きはがす事になります。
これがないと、岩にくっついて取れない事にもなりますので、準備は抜かりなくしておきましょう!
また、ヤスを使い魚を突くのもめちゃくちゃ楽しいです。
初めての場合、魚突きを成功させるのはかなりハードルが高いのですが、突けなかったとしても純粋に楽しいので是非とも試してほしいと思います。
初心者あるあるですが、魚を突きたいばかりに殺気がギラギラしてて、その殺気に魚が気づき、近づくまもなく魚に逃げられるというパターンです。

道具の準備が終わったら、一日漁師証の購入をしておきましょう。
漁師証は当日の朝8:30より琴引浜鳴き砂文化館で購入が可能です。
料金ですが、素潜りを行う場合一日5,000円(うち保証金として2,000円)が必要ですが、保証金はベスト返却時に返金されますので、実質の負担は3,000円です。
釣りもいろんな魚が狙える!
海水浴場ですので近場は砂浜、少し遠くは岩場と砂地が混ざり合った形状となっている事より、根魚やキス等が狙えます。
奥の方に投げればそこそこのサイズの魚もいますので、釣りも楽しむこともできます。

木陰でボーっとするのもサイコーですよ!
泳ぐのに疲れると木陰でボーっとしたり、昼寝したりするのも気持ちいいです。
木陰で昼寝といえば、なんといってもハンモックですね。
ぼくの一押しハンモックはヘネシーハンモックです。
ヘネシーハンモックの最大の特徴は蚊帳とフライシートが付いていることですね。
蚊帳で虫を防御することはできますし、フライシートで日差しや雨を防ぐことができます。
ヘネシーハンモックがあると、あまり場所にこだわらずとも、気持ちいい空間を作る事ができますよ。
キャンプ場周辺情報
次にキャンプ場の周辺情報についてご紹介します。
スーパーは何でも揃うフレッシュバザールがオススメ
ぼくがいつも利用するのは、大型スーパーのフレッシュバザールです。
キャンプ場から車で10分程度の距離なので、追加の買い出しがあったとしても、気軽に利用できる距離感です。
我が家では、お昼ご飯をここの総菜や弁当で済ますことも多いのですが、その中でもおすすめはカレーです。
出来立てのカレーを食べれますので、是非試してみてください。
また、ここで浮き輪等も購入可能ですので、忘れた場合はここで買っておくと良いでしょう。
ホームセンターはスーパー近くのコメリが良い
琴引浜キャンプ場には管理棟がなく、薪や炭等を現地で購入することはできません。
スーパーに行ったついでに、ホームセンターで必要なモノも調達しておきましょう!
薪や花火、虫よけスプレー、シュノーケルセット等いろいろあって便利です。
入浴施設でさっぱりしてから、家に帰りましょう!
キャンプ場から車で10分程度の場所に入浴施設があります。

丘の上にあるので、露天風呂から海が見えるというサイコーのロケーションです。
我が家ではキャンプの〆に利用してから家に帰るようにしています。
お風呂でさっぱりしてから帰路に就くというのは如何ですか?
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まとめ
琴引浜は関西でもトップクラスにきれいな海ですので、是非行ってみて、家族との良い思い出を作ってみてください。
きっと、お子さんが海や魚といった自然に興味を持つきっかけになると思いますので、そのための準備は万全にしておきましょう。
綺麗な海で、「あれ見た」、「これ見た」と家族で大いに盛り上がって下さい!